ワカメええ ページ19
こちらに向かって歩いてくるサーヴァント。
石化した人間の顔を笑いながら撫でる。
あの人間の髪型ワカメみたいだな。
立「あ…れは…。」
所「元人間よ…、あのサーヴァントに石にされたみたいね。」
立「なんでこんなことを…、」
?「なにか?私の狩場に迷い込んだモノをどう扱おうと、私の自由ではないですか?」
そう言うと、ワカメ頭の首をもいだ。
血の噴水と言わんばかりに溢れ出す鮮血。
その光景に後退る3人。
「ご心配なく。1体減ってしまいましたが、新しく3体加わることになりましたから。」
口元についた血を舐めとるサーヴァント。
マ「戦うしかありません。」
立「戦うって…、」
所「いける?」
マ「はい。」
1歩ずつ、1歩ずつ進むマシュ。
?「ああ、なんて勇ましい。初々しい。貴女、サーヴァントとして戦うのは初めて?なら、先輩として教えてあげる!…そして後ろの貴女、そう、サーヴァントの貴女よ。貴女はやらないのかしら?」
構えるサーヴァント。
『私が出るのはピンチな時だけだ。ここで甘やかしたらマシュが強くなれない。それとも何?早死したい?』
?「ちっ…言動に気を付けなさい。戦うと言ったらもうその行為は始まっているのだから!」
霊体化し、マシュの目の前に現れ攻撃を仕掛ける。
使っている武器からしてランサーか。
1発1発が重く、反撃する余裕もなくただ防御に徹するしかないマシュ。
所「A!アホなこと言ってないでマシュを助けなさい!充分ピンチじゃないの!」
『…はぁ、所長は甘いんだから。』
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作者名:きなこもち | 作成日時:2018年5月3日 13時