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助けたいって言った割に、解決策はすぐに思いつかないっぽいホビヒョンに、俺はヒョンらしいって苦笑しつつ、話を聞いてもらえただけでも気分が良くなっていた。
そしたら、ヒョンが不意に俺を見て、
HS「て言うかさ、Aさん、どっか悪いの？」
って聞いてきた。
「え？」
HS「こないだ足首捻ったやつで病院行ったら、Aさんがいてさ。婦人科かかってたよ。お前、なんか聞いてる？」
HS「顔色最悪だったけど、あれいつから？」
Aの顔色は、確かにずっと悪いけど…
あと、時々お腹痛そうにしてる。
俺とのことがあるからストレスかなとか、そんなの俺もそうだからってスルーしてた。
てか、待って。
あっ。
え？婦人科？Aが？
まじ、ちょっと待って？
俺、一回。
うっかり。
勢いよく立ち上がったら、血の気が引いてくらっと眼の前がゆれて、よろめいた表紙にベンチに足を取られて後ろ手にコケた。
HS「うわっ、急に何！大丈夫？どっか傷めなかったか？」
慌てて俺を助け起こそうとするヒョンに、俺はすがる気持ちでその二の腕を掴んでしまった。
「やば、ヒョン俺、どうしよっ、てか、あー…！！馬鹿！まじで！嘘だろ…」
意味のない言葉で動揺だけを口が勝手に落としていくけど、動揺しすぎてまともな文章になってくれない。
HS「ジミン、ちょ、おい落ち着けよ。それじゃわかんないから！俺にもわかるように教えてって」
「ヒョン俺、しちゃった」
HS「？やらかしたのはずっと聞いてる」
「生で」
あ、ホビヒョンその顔、ほんと記録に残せないやつ。
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作者名：フネ55
| 作成日時：2023年1月10日 13時
