たとえ、君が犬でも -結- 【JM】 (ページ16)

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慌てて付けてたマスク取って、更に訴えようとするAの腕を掴んで、

JM「ちょ、Aここ廊下」

って他に行こうって促したけど、

『私が散々、場所変えようって言ったのに、何を今更』

はって普段見ないくらい高飛車に鼻で笑われて、女王様みたい、って馬鹿な感想抱いてしまった。

JM「でもほら、みんな見てるよ。ここ廊下だって思い出して？落ち着いてよ」

人だかりをちょいちょい指さしたけど、Aはそちらをちらりと一瞥して

『廊下だから何？ジミンの恋愛のごたごたしたの、みんな慣れっこじゃない』

って言い放った。

ざくーって感じで過去の俺の履歴を鋭い槍にして、胸を突き刺してきた言葉に、俺は血反吐を吐いて倒れようかと思った。

自分の黒歴史とAが俺を殺しにかかってる。

色んな意味で、主に社会的に？

社内的に？

俺の存在抹消されそう。

ぶばってどこからか聞き慣れた吹き出し音が聞こえて、音の方向に視線をやったらホソギヒョンが笑ってた。

ついでに、テヒョンも。

なんでいるの？