二人が一緒に歩く方法【YG】 (ページ40)

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You-1 ページ40

ユンギと同棲生活を始めてから、最初のうちは本当に良かった。

二人っきりでいられる時間がほんと増えて、今までの不満も不安も何もかもが解消されて、ただ愛しい時間を積み重ねていく、こんな感じで一緒に年取っていくのかな、なんて幸せな老後までイメージしてた。

でも私、ユンギにこんな一面があるなんて、知らなかった。

私はユンギの作るものは聞いてたけど、グループのペンというわけではなかったから、お店のお客様だったナムジュンくらいしか、良く知ってるメンバーはいなかった。

ジミンは顔見知り程度だし、付き合ってからもメンバーに紹介されるようなことも無かったし、私もそれを望んだりしなかった。

だって、彼氏の兄弟とか、興味ないでしょ。普通。

タリョラとか観てたら違ったのかもしれないけど、私、バラエティ観ないんだよね。

スパイ活動の一環なのか、テヒョンアに観ろ観ろ言われてたけど、ユンギ観るならユンギのライブだけで良かったし、テヒョンが送ってくれる写真と動画でお腹いっぱいだったし。

だから本当に、知らなかった。

ユンギが、こんなに弟たちに甘かったなんて。

しかもそのただ甘い最たる弟が、

私が今1番仲良くしたくない人だったとか、

ほんと。

聞いてない。