You-4 ページ34
私があの日を思い出してる間に、ユンギのライブはそろそろ終わりそうな気配。
ところで、ユンギのライブはアミ達定番のギャグがあって。
私はそれに便乗して、いつもこっそり送っている。
《Yungi marry me》
わーっとものすごい速さで流れていくその言葉は、きっとユンギには拾えてない。
でも良い。
だってこれは、放送を見てるいちペンとしてのコメントだから。
ライブが終了した画面の向こう、スクショに映る頬をつんつんと叩いて、それからこれは、ユンギの彼女としてのメッセージを送る。
《ユンギ、あのね》
《ずっと、一緒にいようね》
ピロン、と返ってきたメッセージ。
《今から、こっち住む?》
ウ
ウワー!
ヤッター!!
オモニ、産んでくれてありがとう!
『住む。今行く。取り消しなしだよ、ちゃんと玄関ピンポンしたら、ドア開けてよ』
カトクじゃ無理で、通話にしたら
YG「おー、ちゃんとパンツと歯ブラシ持ってこいよ」
そんな、普通のお泊まりみたいに返された。
私達、これから一緒に歩いて行くよ。
死が二人を別つときまで、なんて、
気が早いかな?
918人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フネ55 | 作成日時:2022年12月3日 8時