二人が一緒に歩く方法【YG】 (ページ33)

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You-3 ページ33

モニタの前で、ユンギがポロポロつまびくギター。

私がずっとずっと前に、ユンギのために選んだものだ。

また戻れて、気持ちを確かめあって、また一緒にいようっていられるようお互いに努力しようって話し合って、そしたらその時に、

YG「そういや、俺ギター欲しい」

YG「アレ、まだ置いてる？選んでくれたやつ」

て言い始めて。

まだ情事の後の余韻に浸ってた私は、急に現実に引き戻されて、ちょっと唇を尖らせた。

『…何、ギターはまだ、宝の持ち腐れって言ってなかった？』

その突き出た私の唇をユンギは指で軽く摘んで、

YG「ようやくお前に似合う男になれたから、もらおうかなって」

て。

唇から指を離して、顎に添えて、ゆっくりキスをしてきて。

あー、

えー、

んー？

『…ギターの話でいいんだよね？』

顔が熱い。

YG「ギターの話してますけど、わかりませんか」

あー、やだ。

もう、ほんと。

好きが溢れて、目からなんか出ちゃったじゃんか。