私があなたを手放す方法【YG】 (ページ6)

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会いに行かなきゃ、と思ってベッドから起き上がったけど、そこでようやく気付いた。

ここ、アメリカだ…

今は、北米地域のツアーの真っ最中だった。

『…ユンギぃ、わかってるよ、会えないって』

「あー、戻ったら、お祝いしよ…ほんと、ゴメン」

わかった、いいよって、お疲れ様って言ったA。

俺は本当にだいぶお疲れ様で、時間があれば寝ていたいけど、充実した日々を満喫していたと思う。

Aも、俺がいない間も楽しく過ごしてるんだろうって思ってた。

会えないのが寂しいけど、俺仕事がんばってるもんな、て思ったり。

俺ががんばった分だけ、俺と俺達の露出は増えて、Aが俺のことを目にする機会は多いだろうなんて思ったりして。

俺、俺、俺って。

俺のことばっか。

傲慢だったな、って今さら遅いけど。