私があなたを手放す方法【YG】 (ページ17)

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『体壊しそうなくらい忙しすぎるの、理解してるけど、納得できてない。私と話ができない、2ヶ月も会えないくらい時間とれないのも、なんとかならない？方法無いの？なんて思っちゃう』

『毎日、毎晩あなたを思うし。あなたに会いたいし。あなたに触れたい』

『ユンギが私に会いたい時に、会いに行って抱きしめたい』

『それができないから、ユンギの恋人でいるのは、全然幸せじゃない』

『私を幸せにできないことを知ったら、ユンギは悲しむし、幸せじゃなくなるでしょ？』

『だから私は、それを隠すわけだけど…私が幸せじゃないことを、隠してた方が、ユンギは幸せな時間を過ごせるなんて、それって、ほんとに、二人の幸せかな？』

『ねえ、ユンギ』

『店で、たまに会って、話すだけで、幸せだったよね。私たち』

二人の関係を終わらすだけの話の中、天啓のように落とされた言葉。

俺はほとんど目の前が真っ暗になりそうなくらい死にたい気持ちだったのに、え？と耳を疑った。

『友達にもどろう。ユンギ』

終わらすつもりじゃないのか。

『私はたぶん、あなたの友達でいた方が、ずっとずっと、あなたのこと幸せにできると思う』

元に戻すつもりなのか。

『だから、わかれたほうが、いいと思います。私たち』

ニコッ、と笑った顔は、最初に俺に向けた笑顔と同じものだった。