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本音は今すぐ追いかけて、Aだって認めるまで問い詰めてしまいたかったけど、人目が多すぎる。
話を聞いてるフリをして、さりげさを装って、そっと尋ねた。
「さっきの人、見ない顔ですけど、何て名前なんですか?」
KS「ああ、彼女2ヶ月くらい前に入った、イ・Aさんです。器用な人で何でもできるから、来たばかりだけどすごく頼りにしてて」
聞きましたか、俺。
今、確認とれましたよね。
イ・Aって、はっきり言いましたよね。
やっ………っっったっァアオオオオオオ!!!!
っシャアーー!
粘り勝ちだよ!
見たか!
俺の!
しつこさを!!!!
へーソウナンデスネー、なんて内心の興奮をひた隠して返事をしながら、心の中のガッツポーズを、どんだけ力いっぱいしてやったか。
グルーをグニャグニャ出しながら、俺はとりあえず、セジンヒョンに会わなきゃいけない、と口元を引き締めた。
あのヒョンが、Aが会社にいるってことに、一枚噛んでないわけがなかったから。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2022年11月28日 0時