検索窓
今日:8 hit、昨日:48 hit、合計:318,687 hit

41 ページ41

『…風邪です』

耳の中に残る音を、じっくりと確認する。

「…ふーん?」

『あの、手…』

あの、の時の音が記憶の中の声と同じな気がするから、さっきみたいにもっと長く話してほしくて、俺はあえてどんどん質問した。

「風邪なら、会社来ない方がいいんじゃないですか?コロナって疑われない?」

『…咳も、熱も、ないので…』


ちっ、

思うように長く喋ってくれないな。



TH「グク?何つっかかってんの?俺が迷惑かけたんだから、これ以上面倒起こすなよ」

俺はテヒョンイヒョンに言われてようやく周りを見ると、なるほど注目されちゃってる。



でも、手、離したくない。



どうにかなんないかな、と軽く上を見上げると、俺は、はーっと思わずため息を吐いた。





その途端、掴んでいる手首から、
彼女が大きく震えたのが分かった。

42→←40



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (295 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1001人がお気に入り
設定タグ:bts , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フネ55 | 作成日時:2022年11月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。