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SJ「ヤー…今何時だと思ってんの馬鹿…」
こんなにも、ジンヒョンの声が眩しく聞こえたことなんか無い。
「…！！ジンヒョン！！！！！」
自分でどうにもならなくて、昨日の事情を知るジンヒョンに鬼電を掛けたら、ものすごく渋々の声のジンヒョンと通話が繋がった。
SJ「…ヤァー…ジョングガァ…いくらヒョンが早起きだからって、こんな時間に電話してくるのは無いわ…さすがに眠」
「ヒョン！ヒョン、ヒョン！」
SJ「そんな鳴き声になるのぉ絶対アレじゃん…お前、何かトラブったやつだろ…アー」
「ひょぉん…俺、どうしよう…」
ジンヒョンの声を聞いたら、本当に涙が出てきた。
それに気付いたのか、電話の向こうでジンヒョンが起き上がって、完全に聞く体制になった気配がした。
SJ「何。何があったの。今度は何したの」
SJ「おまっ…これは…っマジで、アー…、ちょっと、いや、アー…」
部屋に招き入れたジンヒョンが、ベッドの惨状をみたとたん、そう言って眉間を抑えて黙り込んだ。
俺はアリンヌナの部屋のシャワーを使うわけにも行かず、そのままの身体に服を着て、ジンヒョンがなにか言うのをひたすらに待っている。
きっとジンヒョンならなんとかしてくれる。
してくれなくてもとりあえず、ここに来てくれただけで心強くて、でも不安すぎてなんなら飛びついて背中にぴっとりくっつきたいくらいだったけど、きっと怒られるので我慢する。
ジンヒョンはしばらくそうやって黙っていたが、はぁーーーと長くて重たいため息を吐いた後、俺の方をまっすぐ見て、今絶対聞きたくなかった言葉を言い放った。
SJ「マネヒョン呼ぶぞ。セジンヒョン」
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作者名：フネ55
| 作成日時：2022年11月28日 0時
