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SJ「いや、そのやらかし、今始まったことじゃないから！昨日からずっとやらかしてるからね！」
ジンヒョンのなじる声なんか聞こえない。
いやいや、まだワンチャンあるはずだ。
少しでも昨日の事を覚えてるなら、
全然嫌な感じじゃなかったって覚えてるなら、
相手が俺だったってわかってなくても、
絶対。
絶対、
彼女も、
俺を好きになったはずなんだ。
て言うか、昨日の覚えてること、メールで送るって言ってなかった？
と、俺は顔を上げてセジンヒョンを見つめると、両手を顎の下に組んで、精一杯の謝罪とお願いの気持ちを込めて、
「セジンヒョン！！！メール、来たら俺にも見せてください！！Aの電話番号、教えてください！！！！」
と懇願した。
セジンヒョンは振り返って、一瞬にこっと笑った。
S「絶対見せない、教えない。お前反省してないから」
SJ「ヒョンたち巻き込んでおいて、何そんな甘ったれたこと言ってんの？あとAさん、お前のこと忘れるって言ってたじゃんか。これ以上迷惑かけるなよ」
セジンヒョンだけじゃなく、ジンヒョンも一緒になって冷たい目で俺をなじった。
ぐうの音も、出ない。
S「あと、アリンさんにもこの件は言うなよ。連絡先とか問い詰めるなよ。お前、もしAさんがお前のこと本気で訴えてきたら、完全に負けるからな。泥酔した未経験の女性を、あんな血が出るほど弄ぶってどういう神経してんだ」
「もっ…もてあそぶ…」
そうだそうだ！とジンヒョンがツンと顎を突き出して、
SJ「Aさんがもし出るとこ出るなら、俺はAさんの方の側に付くから」
と言い切った。
ヒョンたちは、わかってない。
そんなことを言われたら、俺の性格上、
絶対、
死んでも、
何があっても、
必ず。
もう一度Aに会うんだって、
思うに決まってんじゃん。
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作者名：フネ55
| 作成日時：2022年11月28日 0時
