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聞き間違いでなければ、BTSのマネージャーって言った気がする。

セジンさんって、あのセジンさん?と一気に頭が?で埋め尽くされた。

『イ・Aですけど、え…と、キムさん?私に?何のご用でしょうか…』

恐る恐る尋ねると、セジンさんは物腰の柔らかな声で

S「そうですね、至急の用がありまして」

と。


至急の?



私がセジンさんと関わることなんて、万が一にもありえない。

大道具は裏方も裏方で、メンバーとすれ違うことすら殆どないくらい。

もちろん彼らに付き添っているマネージャーも似たりよったりの距離感で、遠目に数回見かけたことがあるくらいだ。



なのに、至急って。




S「Aさん、今どこにいますか?」

『…空港です』

S「ホテルまで戻れます?」

何を言うんだこの人は、とぎょっとした。

『あ、いや、無理です。もうすぐフライトになります』

どこに行くのか、どんな用事か矢継ぎ早に尋ねられ、戸惑いながらも、直属ではないにせよ仕事上は上司に当たるわけで、包み隠さず答える。

聞きたいことを聞き終えたのか、セジンさんからの質問は止まったのを見計らい、私はずっと聞きたかったことを、やっと口にすることができた。



『私、何かしましたか?』



S「実は…」

セジンさんはひどく言いにくそうに、なぜ電話したのか教えてくれた。

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設定タグ:bts , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
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作者名:フネ55 | 作成日時:2022年12月7日 14時

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