チャック開いてますよ ページ6
* アズールside *
彼はほぼ確定で僕に好意を寄せている。
僕だって容姿には自信がある方だ。
たまにこうやって告白されることも少なくはない。
ただ彼の場合、今までとは違う。
口を開けば狂った言葉。
それに加えアピールが絶望的に下手。
なにより僕は男に好かれた事がない。
可哀想な人。
いつもの僕ならそう思って終わり。
しかし今の僕が彼に抱くこの感情…
ようやく気付いた。
これは母性だ。
「貴方の気持ちは確かに受け取りました。」
不器用なアピールも、不自然な言動も、
全て僕に好意を伝えようとしていたんですね。
ああ、なんて愛らしいんだ。
「ただその好意に応える事は出来ません。
僕は貴方を恋愛対象として見ることが出来ない」
そう、僕は貴方の恋人になるべき人物ではない。
欲を言えば母になりたい。そして養いたい…
「Aさん、お友達になりましょう」
今の僕にはこの関係性で充分。
先輩と後輩、寮長と寮生ではなく、
どうか友人として接して欲しい。
「寮長…こちらこそ僕で良ければ…」
もごもごと話すその姿すら愛らしい。
こうして僕逹は友達になりこの件は終わる
___はずだった。
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如月るむ - 青天の霹靂さん» わー！嬉しいお言葉ありがとうございます〜！タイトルに目をつけてくださるなんて…！更新頑張ります！ (12月7日 0時) (
レス) id: 7f46237843 (このIDを非表示/違反報告)
青天の霹靂 - 既にはちゃめちゃに好きです！笑 タイトルのインパクトの強さが大好きです！お身体にお気をつけて、更新待ってます！ (12月6日 17時) (レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月るむ | 作成日時：2023年12月6日 2時
