チャック開いてますよ ページ3
* アズールside *
ホールに向かう途中、寮生に呼び止められた。
何やら僕と話がしたいらしい。それも二人きりで。
緊張している彼の様子から、重要な話だということが伺える。契約の事だろうか。それなら別に今じゃなくてもいいはずなのに。
それとも……
いや、まさか。ここは男子校だ。
なんて脳内会議をしていると、
従業員用の更衣室に連れて来られた。
とりあえず椅子に座ると、彼もまた僕の隣に座る。
彼の眼差しは真っ直ぐだ。そして何か決意したようにこちらへ体を向けてから口を開く。
「寮長って手とか凄い綺麗ですよね」
「はい？」
想定外の台詞に耳を疑う。
まさかとは思っていたが彼は僕へ告白しようとしている？
わざわざこんなところに連れてきたのもそのため？
混乱している僕を余所に彼は口説き続けている。
努力家だの、スパダリだの、よくもそんなつらつらと褒め言葉が出るものだ。
「さ、さっきから何なんです！」
羞恥心のあまり椅子から立ち上がる。
もしかしたら彼は僕をからかっているのかもしれない。
そもそも僕には時間が無い。
もう少しで開店時間になってしまう。
そのまま立ち去ろうとしたものの、また彼に止められた。
すぐ済ませるから数分だけでも居てくれないか、と。
男子校でこんな事になるだなんて…
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如月るむ - 青天の霹靂さん» わー！嬉しいお言葉ありがとうございます〜！タイトルに目をつけてくださるなんて…！更新頑張ります！ (12月7日 0時) (
レス) id: 7f46237843 (このIDを非表示/違反報告)
青天の霹靂 - 既にはちゃめちゃに好きです！笑 タイトルのインパクトの強さが大好きです！お身体にお気をつけて、更新待ってます！ (12月6日 17時) (レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月るむ | 作成日時：2023年12月6日 2時
