I I ページ13
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トイレから帰ってきた彼女は
あきらかに、
何かおかしかった。
あきらかに、
何かを隠していた。
・
・
でもそれは、
私とはなんも関係がないこと。
聞いたって何も得しないこと。
そんくらい
感じてたし、分かってた。
楓「ねぇ、A。 」
無言でただひたすら肉を焼いている私に楓が話しかける。
「ん？なに？」
楓「Aはさ、なんも聞かないの？こんないつもと違う私を見て。」
「うん、楓が話さないなら、私は無理に聞かない。」
・
・
・
・
楓「トイレに行く途中、ジュース持ってた人とぶつかったの。それで、少しだけスカートが濡れて。 顔上げたらそれが永瀬くんだったの。あの、永瀬廉で」
嫌な予感がした
って言うべきなのだろうか。
あの時の私は
楓からいっろんな話を聞いていた。
それは、愚痴でもあるし、
自担への惚気でもあるし、
いろいろ。
そんな中
楓はよくこう言っていた。
「よく夢小説とか見てるとね、ご飯食べに言ってたところで自担に遭遇♡♡ってゆう事とかあるからさ、ホントにならないかな〜〜〜なんて思うんだよね(笑)」
心を落ち着かせる。
まぁ、落ち着かせる意味もないか(笑)
私にとってあの人は
親友の好きな人。
ただそれだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
だけど
楓「『今度奢る』って言われて、永瀬廉くんと、繋がりました」
そうやって、
キラキラした可愛い笑顔でいう楓を見て
何となく胸が苦しくなったってのは内緒。
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こまつな。(プロフ) - 主人公が帰ってきたという続編をみたいです。そのときには廉の記憶が戻っててみたいなのを。検討お願いいたします (2018年5月12日 8時) (
レス) id: 0edbe1dc5a (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品は切なすぎて、でもどこか甘くて大好きでした！次回作も楽しみにしてます！ (2018年4月24日 11時) (レス) id: 400acace17 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラさん(プロフ) - 思わず感動して泣いちゃった(´；ω；｀)いい話をありがとうございました!!!!!!! (2018年4月23日 23時) (レス) id: 2c05d93a6e (このIDを非表示/違反報告)
さとほ(プロフ) - 曲聴きながらやと余計に涙出ました！感動しました〜TT (2018年4月23日 23時) (レス) id: db2ea18b30 (このIDを非表示/違反報告)
知念 あや (永)(プロフ) - この話めっちゃ好きでした！！毎回更新が楽しみで。まさかの結末だったのでちょっと悔しかったけど素敵なお話ありがとうございました！！ (2018年4月23日 22時) (レス) id: dbd916abcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K | 作成日時：2018年2月23日 23時
