４１ 海人side ページ41
紫耀の隣に座ってみたものの、何も気の利いたことは言えないから黙ってくっついてみた。
紫耀、最近何だかずっとイライラしてた。責任とか色んなものたくさん背負ってたんだと思うし、それを俺たちには言わずにずっと一人で抱えてたんだ。
違和感には気づいてたけど、何もしてあげられなかった。俺はいつも頼ってばっかりで…。
紫耀の腕をギュッと抱える。
紫「どうした海人？」
海「紫耀がふっと一人で居なくなっちゃいそうで、怖いよ。
…紫耀には俺がついてるからね。」
紫「ふふっ、ありがと。」
紫耀は俺の頭を撫でてくる。
海「信じてなさそうだね…。ねぇ、今日の夜遊びに行ってもいい？」
紫「いいよ。これ終わったらもう仕事ないし。一緒に帰るか？」
海「うん、そうする！」
紫「じゃ、もう少し練習頑張ろっかな。」
紫耀が立ち上がってリハ室に向かう。俺も少し後ろについて歩く。
岸「あ、2人帰ってきた！あの、紫耀ごめんな。みんな確かに最近集中力が欠けてた。紫耀の言う通りだよ、俺らちゃんとするからさ、紫耀ももっと言ってくれていいからね！ 」
頼れるリーダーのおかげで、いつもよりスムーズに練習が進んだし、みんなに笑顔が戻った。
――――――――
リハ終わりに2人で軽くご飯を食べてから、紫耀の家に行く。
紫「あーー今日は疲れた。自分でああ言った手前、手抜きできなくてさー！」
冗談を言いながら部屋の中に入った紫耀を後ろから抱きしめる。
海「疲れたんだったら、俺が癒してあげるよ。」
紫「どうした？今日は甘えたがりだね。」
海「甘えてるんじゃないよ…紫耀に甘えてほしくて。紫耀の力になりたい。」
紫「俺、そんなに弱ってるように見えてるんだ？海人に心配されちゃうなんてさー。」
海「そうじゃなくて…。
好きな人の力になりたいって思うのは普通のことでしょ…？」
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Calckakkii2(プロフ) - この話好きすぎてこれでもう3回読み返します…よろしければまたしょうかいのお話読みたいです！ (2020年5月18日 21時) (
レス) id: f8a4e793a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - やっぱり何度読んでも面白いです！続編、新作などのこさんの描くもの何でも読みたいです！ (2020年5月11日 7時) (レス) id: 60d775cbe8 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - Annさん» ありがとうございますー！小悪魔かい私も大好きです！長くなっちゃいましたが、また思い出して読んでください笑！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ゆんさん» 私の妄想楽しんでいただけたようで光栄です！廉担さんには申し訳ないです…！パロディでよければ他の作品も是非読んでみてください(^ ^) (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
Ann(プロフ) - のこちゃんお疲れ様でした〜〜素敵な作品を作ってくれてホントにありがとうございます〜小悪魔なかいちゃん大好きです！！多分この作品をもう一度読みます。ホントに大好きです！！ (2019年7月3日 12時) (レス) id: 7b21c62c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のこ | 作成日時：2019年5月16日 15時
