３７ ページ37
男の力が強くて抜け出せない。
暗さに目が慣れて、廊下の明かりで男の表情が見える。本気なんだ…怖い。
海「僕、そんな誘ったりとかしてません…やめてください…」
男「そんなうるうるした目で見てきたってダメ。可愛くて逆効果だよ。…震えちゃってほんと可愛い。」
男は俺の首を撫でる。
海「…っや！」
男「へぇ、首弱いんだね。声も可愛い。鎖骨もほんと綺麗、こんな所にホクロあるんだ。たまらないなぁ。」
男は鎖骨に顔を近づけてホクロを舐めた。
気持ち悪い…嫌だ。
海「…ほんとにやめてください…」
涙がたまって溢れる。
男「よく見ると唇のこんな近くにもホクロあるね。」
男が唇を指差して、顔を近づけてきた。俺は唇を噛んで、首を横に振って避けると、男は俺の横髪を触って耳に掛け、露わになった耳を舐めてきた。
海「嫌だっ…！！」
大きな声を出して抵抗する。
男「ふぅん、嫌がるんだ。…同じグループの永瀬くん？あの子も可愛いよね。君がダメなら彼でもいいかなぁ。」
海「えっ…」
こんなのただの脅しだって分かってる。けど、廉にもしもの事があったら…。
だったら、俺が…。
男は俺の耳を舐めながら、服の中に手を入れて胸や腰を撫でてくる。
涙が次々と溢れて止まらない。唇を噛んでじっと耐えるしかないんだ。
諦めかけていた時、急に部屋の灯りがついた。
カシャ
入口を見るとスマホのカメラを向ける紫耀がいた。
今まで見た事がないくらい殺気立った目をして。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Calckakkii2(プロフ) - この話好きすぎてこれでもう3回読み返します…よろしければまたしょうかいのお話読みたいです！ (2020年5月18日 21時) (
レス) id: f8a4e793a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - やっぱり何度読んでも面白いです！続編、新作などのこさんの描くもの何でも読みたいです！ (2020年5月11日 7時) (レス) id: 60d775cbe8 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - Annさん» ありがとうございますー！小悪魔かい私も大好きです！長くなっちゃいましたが、また思い出して読んでください笑！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ゆんさん» 私の妄想楽しんでいただけたようで光栄です！廉担さんには申し訳ないです…！パロディでよければ他の作品も是非読んでみてください(^ ^) (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
Ann(プロフ) - のこちゃんお疲れ様でした〜〜素敵な作品を作ってくれてホントにありがとうございます〜小悪魔なかいちゃん大好きです！！多分この作品をもう一度読みます。ホントに大好きです！！ (2019年7月3日 12時) (レス) id: 7b21c62c80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のこ | 作成日時：2019年5月16日 15時
