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「A−」

『?』

「おはよう〜」









学校への通学路を歩いていると
あくびをしながら歩いてきた華









『また遅くに寝たの?』

「うん〜眠い」

『学校着いてから眠りなさい』









今にも閉じそうな目を
頑張って半目までは開けている華

夜遅くまで起きて何をしているんだか









『頑張って歩いて〜』

「んーー」









ダラダラと歩く華を引っ張って学校へ向かった









『え、雪?』









フワッと手のひらに雪が乗った





今日の天気予報では雪は降らないって言っていたはずなのに
もしかして天気予報外れた?









「おっはよーA」

『あ、侑李、圭人もおはよー』









学校の校門へ着くと
タイミングよく前から侑李と圭人も歩いてきた









「どうしたのあいつw」

『あー寝不足なんだって』

「だからか、お前みたいに目の下に隈がある」

『は?最低っバカ侑李』

「あっお前後ろ危ない!」

『へ』









______ドンっ









『あっごめんなさい』









バランスを崩してよろけた勢いで
背中から誰かに軽くぶつかってしまった
謝ろうと振り返ると、









『....え』









振り返った先の人を見ると
吸い込まれるように目が離せなくなった







え、この人..









彼を見てると懐かしさと、
目の前にいるのに手の届かない距離にいるような...

不思議な感覚







だけど、知らずに胸はキュンと小さく高鳴っていた





相手も私を見ていて
時間が止まったかのように互いの目が見つめたまま動かないでいた








でも先に目を逸らしたのは、









「りょうすけ?何してんの行くぞ」

「...ぁ、ごめん」









....りょうすけ







もしかして、涼介?









「どうしたA」

『...へ』

「あの人と知り合い?」

『..分らないけど』









歩いて行った彼の背中を見つめる

りょうすけと呼ばれた彼








私も、りょうすけという名前に聞き覚えがある









「なーんか今の人とA、
 見つめてる間2人だけの世界って感じがした」









涼介のはずがない

あの時の雰囲気もぜんぜん違うし、
涼介がこんなとこにいるはずがない









「はい!ボーっとしてないで行くよ」

『、、うん』









モヤモヤとした気持ちは消えないまま

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作者名: | 作成日時:2017年6月13日 21時

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