▼始まり ページ1
成人式の後だった。
私はパトカーのサイレンの音を聞き、警戒をしていた。そして次の瞬間犯人と思われる人物が乗っていた車が私を目掛けてやってきた。
死ぬんだ。
それだけは分かった。
〈ドン〉
次の瞬間大きな音と地響きが起きた。
私は死ぬことに後悔はなかった。けど最後に先輩の顔を見てしまった。
あの犯人を追っていたのはおそらく先輩なのだろう。
どうか先輩が罪悪感に埋もれないようにしてください神様。
私はそのまま目を閉じ、一生を終えてはいなかった。目を覚ますと白い部屋に居て、?が浮かんだ。
よく周りを見渡すとテレビがあり、そこには先輩の映像が流されていた。
先輩は優しいため予想通り罪悪感で泣き叫んでいた。いや、待てよく考えろ。
こんな映像どうやって…
「その映像の撮り方はあまり深く考えない方がいいよ。僕自体もよくわからないから」
私は声の聞こえた方に振り向いた。
そこには身長180cmぐらいの男性が立っていた。きっと彼は世に言う神様という存在なのだろうと理解しながらも、本当に神様がいるのかという疑問もあった。
「僕は神様だ。君は成人式の帰り道に車で跳ねられて死ぬなんて可哀想だね(グスン」
下手な鳴きまねにイラつき軽く相手を睨む。
『それで私はどうなるの?』
「君にはもう一度人生をやり直してもらって、君の言う先輩を助けてあげてね!
彼もさあ、周りの親友たちが死んでいってまた1人になって悲しんでるからね!」
『えっちょっと待って』
神様とかいう野郎は赤いボタンを押しながら言った。
「説明はない方がいいよね。取り敢えず人生を楽しんでね!」
私の声も聞かずに…
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夕凪の空(プロフ) - njtm714728さん» すみません。公式の年齢とは別で書いているつもりでしたが、設定をまだ書いていなかったため、伝えたれてませんでした。 (2018年11月28日 7時) (レス) id: b10f0cd6a0 (このIDを非表示/違反報告)
njtm714728(プロフ) - 事故から8ヶ月ではなく8年では?安室さんは29歳なので8ヶ月しか経ってないのであれば主人公とは9歳差があるので学生の頃に関わりがあるのは不自然です。 (2018年11月28日 5時) (レス) id: 92676b6898 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年11月6日 17時