冷凍したら解凍された【ころん】

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Aside

あの騒動は解決しキスだけで済んだが

過去を思い出してみると散々だ

こ「そういえばさ、今日クリスマスだね」

『そうですね』

こ「なんかしよ？」

『なんか？』

こ「デートとか、美味しいもの食べるとか？」

デートか、

最近はあんましてない？

『じゃあ、デートしますか？』

こ「うん！！」

論さんの笑顔やっぱ好きだな

久しぶりだからお洒落をする

かわいい服に

論さんがくれたマフラー

こ「行こっか」

頷けば当たり前のように手を繋ぐ

この時間が永遠に続けばなと

らしくない事も思えるくらい好き

こ「どこ行こっか」

『決めてないんですか？』

こ「うん」

まぁ、いつものことだけど

こ「とりあえず、雑貨屋にでも入る？」

『はい』

お店の中には男女が沢山いる

こ「ちょっと待ってて」

『うん』

お店の前で待っててと言われたから待つ

こ「お待たせ」

5分くらい経ったら論さんが戻ってきた

こ「はい、これ」

と、紙袋を渡された

『開けてもいいですか？』

論さんが首を上下に振る

中を見ると小さい箱にリボンがかかっている

リボンを取ると、中にはお洒落なネックレスが入っていた

『これ』

こ「クリスマスプレゼント。いつもありがと」

こんな真っ直ぐに感謝を伝えられたら、恥ずかしくて、身体に熱が走るのがわかった

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