アイロニックセオリー (ページ5)

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４：なにこの感じページ5

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友「で？その後樹くんとはどうなわけ？」

『その後も何もそもそもシフト被ってない』

友「うそ、2ヶ月くらいあったのに？」

『ほら、うち休日しか入れないから』

友「あー、樹くん基本平日だもんね」

　「でもさ、ほらえっと…歓迎会？とかしてないの？」

『ん、今人手不足激しいから』

『それに都里さんも就活で忙しいみたいだし』

友「ふーん…そっか」

『…なに、なんでそんな興味津々なの？』

友「興味ってか…ほら、心配？心配なの」

『…ほんとかなぁ』

友「ほんとだって！」

そんな話をしていたからか、その週末に樹くんとシフトが被った。

「おはようございまーす、」

店「ごめんね田中くん来てもらっちゃって」

　「ーーは〜〜だから…」

ボサボサの髪、はみ出たシャツ。

(…寝起き？)

「おはよ、久しぶり」

『…おはようございます』

仕事しながら横目でみているといつの間にか会話を終えた樹さんと目があって、目が合ったと思ったら挨拶されて。

当たり前なんだけど、人手不足のこの場所では挨拶なんて返ってこないしあまりされないからなんか新鮮な気持ちでふわふわした。