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「ジュンタ、ここ階段急やから」
「俺が先に中入って様子見るから、
ジュンタは後ろからついてきて」
……ほんま、かっこいいよなぁ。
リュウセイの隣を歩きながら、そんなことを思う。
取引の場に合わせて
オールバックにセットされた髪と、
細身の長身によく似合う黒いスーツ。
ビジュアルが良いのは言うまでもないけど…。
そうじゃなくて、
押しつけがましくない優しさや男らしさが
嫌味なくさりげなく出てるのが、
ほんまにかっこいいと思う。
今やって備品の入ったスーツケースを、
決して軽くはないはずやのに
何も言わずに持ってくれてるしさ。
俺の視線に気づいたリュウセイが、
「ん？」と首を傾げ、目で何、と問いかける。
前髪を上げていて表情がよく見える分、
顔の良さもダイレクトに伝わってくる。
ムカつくほどにかっこいいな、まじで。
黄「リュウセイさぁ、
俺以外にもそんな感じなん？」
青「そんな感じって？」
黄「…なんやろ、先に状況を確認してくれたり、
第一に俺の安全を確保してくれたり。
例えるなら、車道側を歩く
彼氏みたいな振る舞い」
この例えでいくとまるで俺彼女扱いやん…と
話しながら思ったが、
リュウセイは特に気にしていない様子だ。
青「うーん…、確かに他の奴にはあんませんかも。
強いて言うなら
ノゾムと一緒におるときくらいかな」
「でも、ジュンタとおるときが
一番自然とそうなってるかも」
と笑いながら付け足す。
黄「…は、なんで！」
青「んー、なんでやろ。
心配なんちゃう、よくわからんけど。
守ってあげないと、みたいな。」
黄「なんやそれ……」
なんだかちょっと悔しくて、
「俺も持つよ」とスーツケースに手を伸ばすと、
「いいって」と笑いながら
ひょいっとケースを持ち上げかわされる。
なんか調子狂うなぁ…と思いつつ歩いていると、
少し前を歩くリュウセイが、
ストップ、と言うように俺の体の前に手を出した。
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梅子(プロフ) - scsh1001さん» はじめまして〜！わ、ほんとですか！シリーズ多かっただろうにありがとうございます、嬉しいです（ ; ; ）これからも楽しんでいただけるよう頑張ります^ ^ (2021年4月1日 19時) (
レス) id: 1126aa449b (このIDを非表示/違反報告)
梅子(プロフ) - れおりんさん» 凄く嬉しいですありがとうございます〜（ ; ; ）これからも楽しんでいただけるよう頑張ります...！ (2021年4月1日 19時) (レス) id: 1126aa449b (このIDを非表示/違反報告)
scsh1001(プロフ) - はじめまして！とてもお話が面白くて一気読みしてしまいました！続き楽しみにしています！更新大変かと思いますが頑張って下さい！ (2021年4月1日 10時) (レス) id: 48562dc31e (このIDを非表示/違反報告)
れおりん - どんなお話も面白くてちょっと泣けてマジで大好きです！これからも更新大変かと思いますが頑張ってください！ (2021年3月29日 22時) (レス) id: b4d44b9c7b (このIDを非表示/違反報告)
Shimika(プロフ) - 梅子さん» 大変失礼致しました…！！！ご無礼申し訳ありません！これからも更新楽しみにしておりますm(__)m (2021年3月25日 13時) (レス) id: 178cde93d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅子
| 作成日時：2020年12月17日 15時
