マフィアなWESTさん【JW】

. ページ5

そんなこんなで、
今俺は敵のアジトの中にいる。

それも、ベッドの上…。


今すぐにでも逃げ出したいけれど、
両手をロープで縛られていて、
口にもテープを貼られているから声も出せない。

どうやら拘束プレイがお好きなようで。


屋敷内を歩きながらポケットの中の連絡機で
カメラの位置を伝えてたから、
作戦は上手くいってると思う。


え、大丈夫やんな…？

上手くいってるやんな…？

助けに来てくれるやんな…？

そうこうしてる内に相手脱いじゃってますけど…。


『こんなに可愛い子が直々にきてくれるなんて。
　今夜は楽しい夜になりそうだね』


そう言って俺のシャツをはだけさせ、
首に吸い付いてくる。


ゾワッと鳥肌が立った。

むりむりむり誰か助けて――――――！！



男が俺の胸元に手を入れた瞬間。







ドンッ！！！


鼓膜が破れそうな爆発音。


それと同時に俺のいる部屋の扉が壊されていた。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す