マフィアなWESTさん【JW】

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帰りの車内、みんな慣れない状況での戦闘で
疲れているはずなのに、
興奮冷めやらぬのかずっと喋っていた。


橙「今回ほんまに危なかったな？焦ったわぁ」

赤「敵の数も多かったしなぁ。
　 ノゾム慣れへん状況の中ほんまに頑張ったな」

桃「そうやで！！もっと褒めて？
　 だって俺と一緒におったん
　 武器なしのジュンタやからな！？」

青「ふはは、それは確かに足手まといやったかもな」

桃「いやまぁ、
　 仲間がおってくれて安心したけどさ…」

緑「んあーっ血の匂い気持ち悪い！！
　 早く帰ってシャワー浴びたい！」

橙「カミちゃん、戦ってる時以外は
　 潔癖になるの謎やわぁ」


みんながワイワイはしゃいでるなか、
ハマちゃんだけがずっとニコニコしていた。


赤「ハマちゃんなに？そんなニヤニヤして」

紫「んー？
　 いや、What will be,will beや、って思ってな！」


無駄にいい発音で明るく言うハマちゃん。


桃「わっつうぃるびーうぃるびー？
　 なにそれ？」

紫「なるようになるさっていう意味やねんで」

桃「いや日本語で言えや。
　 かっこつけんでいいねん」


ノゾムの辛抱なツッコミに笑いが起きる。

　


　
　


はは、楽し。


生きるか死ぬか、ギリギリの戦いの後やのに
こんな楽しいんは、多分こいつらとおるからやな。



笑えるんは、全員無事やから。

誰一人、死んでないから。


平気なふりしてるけど、
こうやって全員で笑いながら話せてる帰り道は
泣きたくなるほど嬉しくて、
幸せやなぁって噛みしめてる。





これからも、こうやって７人で笑えますように。



そう願って、みんなの笑顔を目に焼き付けた。




　


Fin

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