Believer... (ページ24)

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しげと神ちゃんと学校で別れる前
「なんかあったらすぐ言うんやで。」と2人して同じことを言うもんだから笑ってしまった。

「ありがとう。」と伝えてクラスに向かった。

クラスの前でフゥーっと息を吐き勇気をだして
ドアを開ける。

やっぱり向けられる視線は変わりなくて、
足早に席へ向かった。

しげのおかげもあってか、そのまま何事もなく気付けばお昼休み。

「「Aー！！」」

もちろん声の主は神ちゃんとしげで。
じゃあ行こうかと注目を浴びてる中クラスを出て中庭へ向かった。

.........................さっきからキラキラした目で見つめてくるしげ.........。

「はい。」とお弁当を渡すと、

「やったぁぁぁぁぁぁ！！！！！」
と勢いよく受け取り、
「ええやろ？神ちゃん。お弁当やで。欲しい？あげへーん。」
と神ちゃんにウザ絡みをしている。

それをテキトーに流しながら
神「A、シゲのも作ってきたの？」と聞いてくる。

「うん。やっぱりパンばっかりは体に悪いからね」
と言うと

神「さすが、俺の妹！！」と抱きついてきた。

「ねぇ、本当に勘違いされたら困るから」と引き剥がすと、ごめんごめん。と謝る神ちゃんを睨みつけるしげ。

「しげ？」と聞くとすこーしだけ不貞腐れてる模様。そんなしげも可愛いと思ってしまうのはきっと、私がしげに恋してるからなんだろうと実感した。

「せっかくお弁当作ってきたんだから食べよ？」
と言うと、「.........おん。」と勢いよくお弁当を開け始めた。