番外編�◆Ь�歩じゃない ページ40
「――――と、取り敢えずですね･･？」
――沖田さんの言葉などなどによって一瞬で上がってしまった息と上昇した体温を、通常通りに戻したあたりで言って。
「････本当、“出来る範囲”ですからね？」
その人の顔を伺うように見上げていれば。
「･･んじゃ、譲歩してやらァ」
「･･････譲歩、ですか？」
「キスで」
「それを人は横暴と呼びます！」
の割には顔が赤けーが、なんていうからかいは無視することとして。
「････怪我と関係ないじゃないですか」
「何言いやがる。今両手塞がっちまってんだから、どっかの誰かが逃げるの防げねェじゃねーか」
「に、逃げませんもん」
「嘘つきやがって」
ならなんで身構えてんだ、と。･･･図星だからですとはとても言えない。
･･････まぁ、私が何も言わずともそれを見透かしてしまっているらしい沖田さんはこちらへ愉しげな視線を向けているわけだけど。
それから逃げるように、目を逸らし。
「･･･と、取り敢えず･･と言うと失礼ですけど」
「何でィ」
･･すぅ、はぁ。息を吸って吐いて、深呼吸を一つ。
気を取り直したあと、沖田さんへと視線を戻した。
自然と口元に浮かんでいた笑みにその人が少しだけ目を見開いたのを、視界の端に収めながら。
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ぽっぽ - えってぇてぇ、、、すごい胸に来るものがある (4月30日 22時) (
レス) @page35 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 文の構成力とか内容の面白さとか........本当に素晴らしいです！読み込めば読み込むほどその場の風景だったり、人物の感情だったり、様々なことを想像しながら読むことが出来ました！何度も読みたくなる素敵な作品ですね！！ (2018年3月7日 0時) (レス) id: 5f5fd54baa (このIDを非表示/違反報告)
イミテンシヤ - もう！最高でした！純粋なお付き合いが美しい！！主人公ちゃんかわいい！ (2018年2月18日 19時) (レス) id: 1ec0e336fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 沖田さんかっこよすぎました。中村さんのさくひんだいすきですほんと！！これからも陰ながら応援させていただきますm(_ _)m (2017年10月13日 1時) (レス) id: 9b72875a2b (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち - 沖田〜カッコいいよーヤバいヤバいヤバい！!!!! (2017年10月12日 17時) (レス) id: 8322775854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中村
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時：2015年1月6日 12時
