第3話 お隣さんに優しい人 ページ3
声を掛けてくれたから薄々察してはいたけれど、やはりこの人が葛葉のお友達だったようだ。
『私はAAです！実は私も情けないことに葛葉くんが唯一のお友達という状態なので良かったらお友達になってくれませんか？』
叶「え、全然いいよー。これからよろしく。それと、うちのくーちゃんと仲良くしてくれてありがとうね？」
『く、くーちゃん？』
葛「さっきから黙って聞いてればお前ら失礼なことばっか言いやがって……」
『先に失礼なこと言ったのは葛葉だよ。』
そう言うと舌打ち1つで返された。
レスバが強いんだか弱いんだか。
会話が一段落したところで座席表を見に行くと葛葉と叶君は前後だったが、私だけちょっと離れていることが分かった。
葛「おう、ぼっち頑張れよ！」
叶「Aちゃん寂しかったらこっち来ていいからね？」
と2人に小馬鹿にされつつも自分の席へと向かった。
私が席に荷物を下ろすと隣に座っていた男子がパッとスマホから顔を上げる。
目が合ったその瞳は鮮やかなブルーとイエローが混ざりあった綺麗な色をしていた。
『隣お邪魔しても？』
「どぞ。……なかなか来ないから休みかと思っちゃった。」
『いや、普通に間に合う時間に出たつもりだけど予想以上にみんな揃ってて今びっくりしてるよね。』
「普通遅れたら怖いから早めに出るもんじゃね？」
『正論ぶん投げられてぐうの音も出ないわ。』
「ふはっ、おもろ。｣
初対面の私と軽快なやり取りをしてくれたこの人はイブラヒムという名前らしい。
彼は手に持っていたスマホを机に置くと、身体ごとこちらを向いて完全にお喋りする体勢になった。
イ｢良かったー、喋りやすそうな人で。俺あんま自分からグイグイ行ける方じゃないから助かるわ。」
『そうなの？全然そんな感じしないから分からなかった……最初に本物の人見知りに会ったからかな。』
イ「さっき一緒に来てた人？」
『あれ見てた？』
イ「チラッとね。声デカかったから気になっちゃって。」
少し離れてた彼がそう感じたならもうみんなうるさいと思っていたかもしれない。
『初日から騒音問題引き起こしちゃった、しんど……』
イ「いやそんな気にするほどじゃないっしょ。実際俺は、なんかおもろそうだなぁって見てただけだし。」
『イブラヒム君、よく優しいって言われない？』
イ「んー、言われるね。てか俺の名前長くない？イブでいいよ。」
イブラヒム君改め、イブ君とも仲良くなれそうだ。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私2j3jの人達ほぼ全員推しなのと愛され＆逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (10月27日 17時) (
レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん - めちゃくちゃ好みにドストライク！ (2023年4月17日 22時) (レス) @page30 id: 32372f6d00 (このIDを非表示/違反報告)
遥悠(プロフ) - あずずさん» ありがとうございます🙇♀️個人的に逆ハー展開が大好きなので強引にでも愛されにしちゃいました！笑 これからもよろしくお願いします〜 (2023年4月9日 16時) (レス) id: 89e59dcbef (このIDを非表示/違反報告)
あずず(プロフ) - 愛されってこれなんよな！ってなりました🤤これからの展開もめちゃくちゃ楽しみです💓😳更新楽しみにしてます🙌🙌 (2023年4月9日 14時) (レス) id: ac089d98bc (このIDを非表示/違反報告)
遥悠(プロフ) - 蜜柑缶詰さん» 初コメントありがとうございます🙇♀️これからもぜひよろしくお願いします！ (2023年4月9日 11時) (レス) id: 89e59dcbef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥悠
| 作成日時：2023年4月1日 20時
