第11話 放課後デート(ibのターン) ページ11
イ｢ま、俺の可愛いセンサーが反応しちゃったって感じよね。｣
楽しげに写真をスクロールしていくイブ君とは相反して、葛葉は“うっ”と苦々しい顔をしてる。
もしかして彼は人混みが苦手なのだろうか。
だとしたら話題のお店となるとちょっとキツイかもしれない。
『確かにめちゃめちゃ行ってみたいけど、こっちの隠れ家的なカフェの方が気になるなぁ。せっかく提案してくれたのにごめんね？』
イ｢んや、全然〜。俺マジでそっちと迷ってたからそれはそれでアリ。葛葉はどう思う？｣
葛｢あー、……いんじゃね？ガヤガヤしてねーから落ち着けそうだし、飯も美味そう。｣
先程までは険しい顔をしていた彼も、この提案には納得した様子。
当てずっぽうだったけど変えて正解だったみたい。
行く場所もまとまったところで3人仲良く教室を後にした。
隠れ家的な店ということだったので見つけるのに苦労するかと思いきや、例のマップ理解上級者さんがナビをしてくれたおかげで迷うことなくたどり着けた。
店内の座席には複数人で座れるようなソファーが。
クッションにもたれて寛げるような居心地のよい雰囲気だった。
メニューを選び終えると同時に、ずっと我慢していたのか葛葉がトイレへダッシュしてしまった。
『走ってたけど、大丈夫かな。』
イ｢漏らしてたら知り合いやめよ。｣
『そうね。』
喋りながらも何となく手持ち無沙汰だったので膝の上で手遊びを始める。
せっかくなので様々な動物でも作ることにした。
犬、モグラ、うさぎ……
次はカエルを作ろうと試行錯誤をしていると、横に座る彼が私の指にそっと触れた。
イ｢中指は目になるから、こうね。｣
『……っ、』
骨ばった手のひらに優しく包まれる。
彼は普通に教えてくれているつもりだろうけど、急にこんな風に触られると緊張してしまって仕方ない。
手がじんわりと熱い。
この熱が自分によるものなのか、相手によるものなのか。
もうよく分からなかった。
『イ、イブちゃんって結構女の子慣れしてるよね。私なんか触られたくらいでドキドキしちゃって恥ずかしいわ。』
誤魔化すようにそう言って手を離そうとする。
しかし、それを許さないかのようにギュッと力を込められてしまい逃げられない。
気づけば手を握るような形に。
イ｢……慣れてないよ。他の子にはこんなことしないし。それに俺だって今めっちゃ心臓やばいから。｣
恥ずかしさからか潤んでいる瞳と目が合った。
第12話 放課後デート(zhのターン)→←第10話 2人っきりとか有り得ないから
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私2j3jの人達ほぼ全員推しなのと愛され＆逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (10月27日 17時) (
レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん - めちゃくちゃ好みにドストライク！ (2023年4月17日 22時) (レス) @page30 id: 32372f6d00 (このIDを非表示/違反報告)
遥悠(プロフ) - あずずさん» ありがとうございます🙇♀️個人的に逆ハー展開が大好きなので強引にでも愛されにしちゃいました！笑 これからもよろしくお願いします〜 (2023年4月9日 16時) (レス) id: 89e59dcbef (このIDを非表示/違反報告)
あずず(プロフ) - 愛されってこれなんよな！ってなりました🤤これからの展開もめちゃくちゃ楽しみです💓😳更新楽しみにしてます🙌🙌 (2023年4月9日 14時) (レス) id: ac089d98bc (このIDを非表示/違反報告)
遥悠(プロフ) - 蜜柑缶詰さん» 初コメントありがとうございます🙇♀️これからもぜひよろしくお願いします！ (2023年4月9日 11時) (レス) id: 89e59dcbef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥悠
| 作成日時：2023年4月1日 20時
