【銀魂】恋する居候【土方十四郎】

なんとかなりそう ページ14

――――――――――――
――――――――――


――居候生活二日目兼、バイト初日。新八と神楽と･･、･･･あ、銀時に送り出された私は、例の駄菓子屋の店主・店員に挨拶をし終わったところで。



ちなみに店主・店員といっても一人しかおらず正確に言えば店主兼店員。もう腰が悪くなってきたというお婆さんだった。


バイト募集もそろそろ一人では限界を感じてきていたからだということで、基本的に私に任せることになると思うと言っていた。その分給料はいいという。




･･うん、まぁなんていうか。



(････これで取り敢えず一安心。)




ふぅ、とため息を吐いた。初めはどうなることかと思っていたけど、なんとかなってくれそうだ。


そんな訳で任された駄菓子屋のレジ台にて頬杖をついていると。




「――あー！」



視界の端に、見覚えのある姿を発見。台から身を乗り出す勢いで叫べばその人もこちらを向いた。･･･いや、“その人”っていうか、



「土方くん！！」


「････あ゛、」




土方くんだ。私の声に気づいたらしき土方くんは眉根を思い切り寄せて静止している。失礼だよねほんと。



「どーしたの土方くん。なんか嫌そうだけども」


「･･･････誰のせいだ。くん付けやめろ」


「嫌だよ」




笑って言えば鋭い睨みが突き刺さった。

至福のひととき→←同情の念　side銀時

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す