【銀魂】恋する居候【土方十四郎】

いや別に全然怖くないけど　side銀時 ページ2

【銀時side】


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――それは、ある日のこと。



･･･その日は普通のはずだった。ガキ2人はそれぞれ家を空けており、パチンコから帰って来た俺は誰もいない万事屋の玄関の戸を開けたのだが。





「･･････････は？」


･･･そこには、見覚えのない靴が一足。女物でキレイに揃えてあった。･･つーか。



(･･･････え、誰？)



俺知らねーよ！？女連れ込んでねーし！連れ込む女がいねーし！！･･あ、いや別に連れ込もうと思えば余裕なんだけど？でも俺は敢えてそれをしないっつーか、って今はそれどころじゃねェ！


アレか？ゴースト的なアレか？いやそりゃねーだろ、と思いながらそろそろと足を進めていき。




手汗がじわりと滲んでいるのを感じながら、部屋の戸を開いた。



「――オイ誰だコノヤロー！不法侵入で訴えるぞコラ！」



恐怖を紛らわすようにそう叫んだ先では。




「･･････････は？」


ソファに寝そべり煎餅を食べながら、俺のジャンプを読みふける女が、一人。･･･つーか。





「････A？」


「あ、やっほ銀時」



･･･････････そこではもう十何年も会っていない幼馴染が、当たり前のような顔をして「おかえり」と笑っていた。

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