番外編�ァ�不安 ページ32
「――でもさー、なんか面倒なことになりそうな予感もしたし」
「そうでもねーだろ。何がだよ」
「･･･杉浦先生？」
苦笑いで言えば銀八も「それか」と苦笑。
「まぁ大人だし教師だしな。感情的にはならねーんじゃねーの」
「そ？」
「･････もし何かされそうになったらすぐ呼べよ。間違っても応戦すんじゃねーぞ」
何かあったら一大事だからな、と銀八はまたさっきと同じ怖い顔をする。
「･･銀八の心配がどんどんおっきくなってって怖いんだけど」
「精々怖がっとけ。こちとらお前が一歩歩くだけでハラハラしてんだからな」
「神経減りそう」
「誰のせいだ」
――と、まぁそんなやり取りを終えて。
「――･･なんかやっぱり、こうしてるのが落ち着くね」
「あ？」
「さっきは緊張で心臓バクバクだったから。･･･家で銀八と二人でいるってのは凄く落ち着く」
私の言葉に、銀八は「あのな、お前」なんてため息を吐いた。
「･････俺今お前抱けねーんだから、そういう可愛いこと言うの勘弁してもらえる？」
「･･か、可愛いも何も･･･！！」
「だからそういうのやめろって、抱きたくなるだろ。理性はち切れるぞコラ」
それはちょっと困る、と返せば「当たり前だアホ」などとブツブツ言い始める銀八。･･･めんどくさい。
「――それじゃ、私はご飯でも作るからじっとしててね」
言いながら立ち上がった私へは、銀八の心配する視線がまとわりついており。
(･･･････今からこの調子で大丈夫なんだろうか。)
そんな幸せな不安と杉浦先生についての純粋な不安を抱えつつ、私は台所へ向かったのだった。
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はーちゃん - とても良かったよ！ まだまだ見たいです。 (2019年8月27日 2時) (
レス) id: 413b05e864 (このIDを非表示/違反報告)
中村＠低浮上(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます!!集計期間が短くて申し訳ないのですが、続編希望の声がこんなに沢山頂けてとても嬉しかったです！続シリーズupさせて頂きましたので、多分これで最後となる気がしますがお付き合い頂けたら嬉しいです！本当にありがとうございました！ (2016年8月21日 20時) (レス) id: c9af2bf87c (このIDを非表示/違反報告)
天宮*(プロフ) - 続編希望です！ (2016年8月21日 19時) (レス) id: d2dd794e95 (このIDを非表示/違反報告)
烏猫(プロフ) - 続編、お願いします。 (2016年8月21日 14時) (レス) id: 6aabce14a9 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいてぃ(プロフ) - 番外編でもいいので続編希望です！ (2016年8月21日 13時) (レス) id: 13eaafcfd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中村
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nakamura_/
作成日時：2014年11月23日 15時
