【銀魂3z?】新婚さんにこんにちは【坂田銀八】

甚だ疑問 ページ12

――――――――――



「――･･ふぅ」



現在、午後4時過ぎ。大分疲れ始めた私たちは、速度を落としながらゆったりゆったり歩いていた。



「この後どうする？」


「･･あー、どうすっかなー･･･」



重ねられた手を少し揺らしながら返答を待っていた、そのとき。




「―――あー！坂田ー！！？」


･････背後から、そんな声が聞こえた。･･というか。




「坂田！？坂田ってどっちの坂田！！？」

「落ち着け落ち着け。坂田なんつって呼ぶのは生徒しかいねーだろ。そんでそう呼ばれてんのは俺以外いねーよ」

「･･あ、そっか。･･････ってそれダメ！！！」



生徒ってダメじゃんバレちゃうじゃん！



「ど、どうすんの銀八」

「まぁまぁ、俺に任せとけ」

「いや任せとけって･･」



と、そうこうしているうちに「坂田じゃんやっぱ！」と女子生徒が近づいてきて。銀八が振り返ると同時に私はその背の後ろに隠されてしまった。




「――坂田こんなとこで何してんの？」


「ていうか後ろだれ？彼女？」


「うっそー！」



･････････････いやこれ･･･。



(････乗り切れるの？)

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