【銀魂】最凶彼女【坂田銀時】

なにかがズレてる ページ30

「おぉ、いい反応です旦那！」



「いやいい反応じゃねーよ！････や、その･･、･･････は！？」



「どうかしましたか？」



「･･･一応聞くぞ。お前、彼氏は？」



「え？旦那ですよ？」



「･･･････好きな奴は」



「え？旦那ですよ？」





何当たり前のことを、というように同じ言葉を返す。






「･･んじゃ、見合いの相手は」



「え？旦那じゃないですよ？」
「なんでだよ！！」




そんなことを言われても。





「なんだか色々あったみたいでですね」



「色々だ？」




旦那からの声を受けて、私は昨日副長に言われたままのことを話し出した。





＊




「････それが、だな」



「それがどうしたんですか？」




時刻も深夜を回った頃、放り込まれた副長室にて副長に言葉を返す。






「･･お前のことを気に入ったんだってよ、そいつが」



「･･･････････はい？」





言いにくそうに言った副長の言葉に、思わず素っ頓狂な声が漏れてしまった。





「それはアレですかもしかして惚れちゃった的な？」



「････そうなるな」





んで、と副長は続けた。




「･･見合い、してーんだよと。テメェと」




＊





「――――――と、いうわけなんです。


･･･ふっふっふ、嫉妬しましたか？」
「いやんなこと言ってる場合じゃねェ」




ニヤつきながら言ったのにバッサリ。なんということだ。

嫉妬とは素晴らしいですね→←私は面倒臭くなんかないよ決して！

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