俺を信じて 前編 ページ10
・
これは、ある週末のお話。
仕事が終わったら、和くんがうちに泊まりにくるって約束してて
心がうきうきで迎えた金曜日。
うきうきで出勤し
うきうきで仕事をこなす。
だけど、
昼食を終えて、仕事場に戻った私を見た
りーちゃんから一言。
「午前中の気持ち悪いあのニヤケはどうしたのよ」
「……」
「なんでそんな負のオーラ纏ってるの」
午前の私とは打って変わって
明らかにズーン…と落ち込んでいる私。
りーちゃんが呆れ顔。
私は黙って、携帯の画面を見せた
「ごめん、会社に泊まりになりそう。今日はAんとこ行けない」
それは私をどん底に突き落とした、和くんからのメールで。
「別にいいじゃない今日会えないくらい
仕事なんだから仕方ないでしょうよ。」
って。そんなのわかってるんだけどさ…
・
家に帰ってベッドにダイブする。
今日に限って仕事が早く終わるなんてね。
部長にもニコニコしながら「もう帰っていいよ、お疲れ様」って言われて
まだ17時過ぎ。
ふと、この前和くんが忘れていった本が目に入る。
返しに行っちゃおうか。
「いつでも好きなときにおいで」って、渡してくれた和くんの家の鍵。
行ってもいいかな？
今、ここに1人でいるのはあまりに寂しくて
会えないなら、せめて和くんを近くに感じれるあの家にいたい
と頭の中に、そんな考えが思い浮かんで少し元気が出る。
よし。やっぱり今日は和くんの家に行こう
そして泊まっちゃおう。
和くんにはナイショ。
少しでもテンションをあげようと
可愛くて思わず買ってしまった、新しい下着をカバンにつめて
そうだ、お風呂では入浴剤をいれちゃおうとか
なんだかイタズラを計画しているような気分で、
朝のうきうきが少し戻ってくる。
お気に入りの服に、お気に入りのパンプスをはいて家をでる。
少し肌寒い。もう秋だもんね
夕日がすごく綺麗で、明日もいい天気になりそうなんて考えて
とってもいい気分。
空を見上げて、ふふ。と笑みがこぼれた。
・
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双葉(プロフ) - まなかさん» 返信今更でごめんなさい！本当ですか？！感激です、ありがとうございます(泣)どハマり！嬉しすぎます本当に！やっと更新ができましたので、読んでもらえると嬉しいです。 (2016年2月29日 0時) (
レス) id: d997859e5a (このIDを非表示/違反報告)
双葉(プロフ) - 美伊也さん» だいすきだなんて！ありがとうございます！感激です！！！始めにハマった作品…？！こんな嬉しい言葉…(；_；)やっと更新ができましたので、読んでいただけると嬉しいです！ (2016年2月28日 22時) (レス) id: 30ff003096 (このIDを非表示/違反報告)
双葉(プロフ) - ジュンさん» わああ！読み返してくださったんですね(；_；)ベスア以来なんですね…本当にお待たせしてしまって。気長に待ってくださってありがとうございます！やっと更新できましたので、またよろしくお願いいたします！ (2016年2月28日 22時) (レス) id: 30ff003096 (このIDを非表示/違反報告)
双葉(プロフ) - さくさん» 返信ができずにすみません！お気遣いありがとうございます(；_；)やっと更新ができましたので、読んでいただけると嬉しいです！ (2016年2月28日 22時) (レス) id: 30ff003096 (このIDを非表示/違反報告)
美伊也 - この作品大好きで、大好きで、占ツクで一番始めにハマった話なんです！更新されてない間も、part1や2を読み返してキュンキュンしてました！お忙しいとは思いますが、これからも更新待っています！ (2016年2月20日 7時) (レス) id: f559627c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双葉 | 作成日時：2015年10月5日 1時
