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花壇を一望できる位置には木製のベンチ
そこに横たわる少女に、１人の生徒が歩み寄っていった
少女の頬は冷え、赤也が去った後もそこに居たのがわかる
「……」
少しばかり戸惑うも生徒は彼女を抱え、保健室へと運んで行った
長身に鍛えた体では、Aのサイズは難なく運ぶ事ができそのままベッドへ寝かせると静かにソコを立ち去った
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真「む、仁王か」
仁「なんじゃ、真田か
珍しいのう、こんな所で会うなんて」
真「お前、授業はどうした
この場所だと、保健室でサボる気か？」
２人が出会ったのは１階フロア
今は授業中であり、真田のクラスは体育だった為学校指定のジャージを着ていた
仁「ちっくと腹が痛くての
薬をもらいに行こうと思ったんじゃ」
引退したとはいえ、ストレートにサボると言えば風紀委員である真田は黙っていないだろうと誤魔化し交えて会話を進めた
真「そうか…
一つ聞きたいんだが、お前は女子生徒にテニス部のジャージを貸したか？」
仁「ジャージ？いいや、貸しとらんぜよ」
真「ほう、では赤也辺りだろうか」
仁「なんの話じゃ？」
真「いやな、先ほど中庭で眠ってしまっていた女子生徒が居たんだが、テニス部のジャージを羽織って居てな、知らない奴だったんで気になった」
寝ていた、あのままAは眠気が遅い寒い外にも関わらず眠ってしまったのだ
遠目からジャージを見つけた真田は声を掛けても起きず、そのまま運んで行ったのだ
仁「女子が？いや、知らんのう」
真「ならいい、足止めしてすまなかった
薬をもらいお前も早く授業に戻るのだぞ」
仁「ピヨ」
そして真田は再び外へ、仁王は保健室へと向かって行く
入れ替わりに仁王がやってきた保健室には保健医は居なかった
しっかりと締められたカーテンの仕切りに手をかけ、仁王が寝ている少女を見ると酷く動揺した
仁「な…」
丁寧にかけられた布団から覗く顔、それはついさっき見たAの顔
…どうして忘れとったんじゃろ
辛子色のジャージを着ている彼女を仁王は何度も見かけていた、ブン太がジャージを貸したと言う話も聞いている
それなのに、先ほどは、いやいつの間にか仁王の記憶には彼女は薄れていた
仁「…高良…A…」
確認する様に出たフルネームも正しいか間違いか不安になる
彼女に会っている真田も、自分自信も彼女の事を忘れていた事に不信感と焦燥を感じた
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yue.(プロフ) - SAKUYAさん» いつもコメントありがとうございます！息抜きも必要ですからね…私は結局勉強せずにテストに挑みました(笑)寝不足で体調崩すこともあるので、お気を付けて！ (2017年3月2日 1時) (
レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 受験まであと２週間なのに、急によみたくなって読んでしまった…いつ読んでも泣けます……これで５回目ですかね、読んだの…思わずコメントしたくなります笑受験が終わったらまた読みに来ますね！！ (2017年3月2日 1時) (レス) id: 803887d167 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - yue.さん» 受験終わったら描かせて下さいね！おぉっ！？ならば見せて貰いたいものです…(・-・// はい！たっくさん作品書いて下さいね！私の生活の糧でございますから…(-_-// (2017年1月1日 2時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - ユウさん» イメ画なんて！そう言っていただけることが嬉しいです！無理はせず受験頑張ってくださいね！一応主人公決める時は自分の好きなキャラとかをイメージ(外見)してるのですが…では、これからも自由気ままに考えて行きますね！笑 (2017年1月1日 2時) (レス) id: be67e83a50 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - yue.さん» って言うか、こんなのがいいとか…！ありませんよ〜なんだかすみません(´`でも！yueさんの主人公ちゃんが大好きなんです！もっと自由に書いていって欲しいのであえて要望は言わないと言うことで…(-∀-* (2017年1月1日 2時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2016年9月22日 0時
