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気付けば、11月も半分過ぎて、大きな木に着いた枯葉は残り少なかった
…寒い
私は寒いのが苦手、だけど嫌いじゃない
好きだと思う。
幸村先輩に教わった冬の花の名前も、見た事のない雪も全部全部、好きだと思う
だってどれもこれも見た事ないから、嫌いなんて言えない
でも見てみたいし、考えるだけでワクワクする
どんどん寒くなるその先も、冬の景色も匂いも私は知らない
赤「なあ」
『きり、はら…なんでここに居るの？』
移動教室だと嘘をついて来た先、それはいつも来る花壇の前
教室に戻る気がしなくて、どうしてもここに来たくなった
赤「いや、お前走ってくの見えたからよ
授業始まるのに戻ってこねーし」
『そっか…』
なぜだか今は元気が出ない
仁王先輩の言葉がショックだからとかそんな事は無かったけど。
すると、始業のベルが２人の間に響いた
『ふふ、サボっちゃった♪』
赤「そーだな」
なぜか切原は最近突っかかって来ない
いつもなら、ここで一言何か言われて言い合いをするのに
赤「なんか、あったのか？」
『え？』
赤「そんなツラしてっからよ、オバケみてえ」
『な、オバケぇ！？』
いや、そんな事無かったやっぱり切原ムカつく！
…けど、今は言い返せる気分じゃない
穏やかじゃない、自分が自分じゃないみたいに心の中がモヤモヤして、ドロドロする…怖い…
赤「言えよ」
調子が違うのを察したのか、彼はぶっきらぼうではあるが問いかけた
『…別に、なんでもないよ？』
赤「嘘つけ
いつもなら暑苦しい位うるせーのに言い返さねえし、笑わねえし」
『笑うもん』
そう言ってにこりと微笑んでみせるも、赤也は顔をしかめるばかり、すると笑えてねえ、と呟いた
赤「俺じゃ、話せねえのかよ…
丸井先輩みたいに頼れねえのかよ！？」
急にあがった大声に、Aは目を開き驚いた
だが、何があったかはやはり彼女は言えない
俯いて、顔を逸らすしか出来なかった…
赤「っ、俺じゃ…ダメなのかよ…」
『あ、切原っ…！』
赤也は弱々しく声を出した後すぐに、その場から走り去ってしまった
それを止める事も彼女には出来ない
引き止めようと伸ばした手も掴もうとはしなかった
掴めない─────
掴んでも、結局は一緒にいる事が出来ない
彼女は、わかっていたからだった
＿
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yue.(プロフ) - SAKUYAさん» いつもコメントありがとうございます！息抜きも必要ですからね…私は結局勉強せずにテストに挑みました(笑)寝不足で体調崩すこともあるので、お気を付けて！ (2017年3月2日 1時) (
レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 受験まであと２週間なのに、急によみたくなって読んでしまった…いつ読んでも泣けます……これで５回目ですかね、読んだの…思わずコメントしたくなります笑受験が終わったらまた読みに来ますね！！ (2017年3月2日 1時) (レス) id: 803887d167 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - yue.さん» 受験終わったら描かせて下さいね！おぉっ！？ならば見せて貰いたいものです…(・-・// はい！たっくさん作品書いて下さいね！私の生活の糧でございますから…(-_-// (2017年1月1日 2時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - ユウさん» イメ画なんて！そう言っていただけることが嬉しいです！無理はせず受験頑張ってくださいね！一応主人公決める時は自分の好きなキャラとかをイメージ(外見)してるのですが…では、これからも自由気ままに考えて行きますね！笑 (2017年1月1日 2時) (レス) id: be67e83a50 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - yue.さん» って言うか、こんなのがいいとか…！ありませんよ〜なんだかすみません(´`でも！yueさんの主人公ちゃんが大好きなんです！もっと自由に書いていって欲しいのであえて要望は言わないと言うことで…(-∀-* (2017年1月1日 2時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2016年9月22日 0時
