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どうやら放課後だけでは無いらしい。
『よくやるなー』
朝練をしてる所にマネージャーの返事をしに行こうと思ったけど、早朝と言うのに応援(奇声)が激しい
正直近付きたく無いものである
結局行くのは辞めて、教室へ向かう事にした
赤「なあ、なんで朝来なかったんだよ?」
『…別に』
練習が終わりHR前に教室へときた赤也は私の姿を見たらしくさっきからこの調子だ
悟って欲しいと思うのは、何故だろう…
『あの中でよく練習できるね、尊敬する』
あの中とはもちろんバリケード女子の事だ
やろうと思ったマネージャーもなんだか気が薄れてきた
赤「あぁ、アレね
何度言っても聞かねぇし、もう慣れた」
こればっかりは苦笑いしか出来ない
海外で試合した時も、あそこまで酷くなかった
もちろん大声での応援は聞こえるが、それでも黙る時は黙って真剣に観ていてくれる
『なんであんなに騒がしくするんだろうね
全国一位ってだけで今どきの女子は騒ぐの?』
赤「!?、……」
まじかこいつ見たいな顔されてる、何故だ。
赤「あー…ホラ、先輩達ってさ、顔が良いだろ?
それでよ、女子が騒ぐ訳。イケメンって」
『……は?』
イケメン…
確か、赤也もクラスの女子に騒がれてるけど、もしかして…
改めてまじまじと赤也の顔を覗き込んだ
しかし、もう見慣れてしまったこの顔を私は気だるく目を開いて見詰める
赤「な、なんだよ…」
『いや、今どきの女子はこういうのをイケメンだと思うのかと思って』
赤「な!お前な?俺だってそれなりにモテるんだぜ!?」
へー、意外。
それしか言えない、だって恋愛とか興味ないし
なぜか気まずそうに目を逸らした赤也は少し顔が赤かった
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なっちゃん - 名前変換が適用されてないところが冒頭にありました……作品は面白かったです! (2019年5月8日 1時) (レス) id: 23ec0b6f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆえ | 作成日時:2016年9月11日 11時