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学校とは面倒な物だと認識した


1時間目を潰してまで、質問責めにあったと言うのに、授業の合間の休み時間も質問責め


おかげでどこにもいけないし、何もできない



そんな中助けてくれる者なんていなければ、隣にいる赤也も眠っていて頼りにならない


昨日まで一緒にいた光がこんなにも恋しくなるのは初めてだった


助けて、おかーさん…




昼休み、人が集まって来る前に隣のワカメを起こして学校案内を頼むことにした



赤「って、本当に屋上だけでいいのかよ…」

『いいんだよ、囲まれるの嫌だし
開放的な所に行きたかったから』



ぐぐーっと伸びをして答えると最近お気に入りの棒付きの飴を取り出し口に入れた




『アンタは食べないの?ご飯。』


ふと目を下に向けるとちゃっかりとお弁当を持っていた赤也


赤「あ、そうだった
お前のせいで忘れる所だった」


…心外である、ていうかなぜ私のせいなのだ



赤「あー…ここで食っていい?」

『どーぞ』



近くの給水塔でできた影へと移動して、私もその横に腰をおろす


特に話す事もなく、ぼんやりと
赤也に取っては気まずい雰囲気、すると赤也が突然口を開いた



赤「なー、お前って前に財前と一緒にいた奴だろ?テニスやってんの?」

『財前?あー、光か
うん、やってるよテニス、楽しいよね〜』

赤「あ、じゃあさ!あの時のスマッシュ!
ほら、手に戻ってきたやつ!あれ見てたんだけどよ、アンタすげーんだな!結構強ぇえの?」


『あー…わからん強いかは
けどもう10年はやってるんじゃないかな?
中学上がってからは海外を転々と試合してまわってたけど』

赤「海外…ん、待てよ真宏 Aだったな」

『そうだけど』



名前を確認するとブツブツと人の名前を連呼して何かを考える赤也


いったい何がどうしたと言うのだ





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なっちゃん - 名前変換が適用されてないところが冒頭にありました……作品は面白かったです! (2019年5月8日 1時) (レス) id: 23ec0b6f3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆえ | 作成日時:2016年9月11日 11時

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