【テニプリ】最強ガールが出会ったのは

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ここに１人、奇跡と呼ばれた復活を成し遂げた男がいた



「幸村部長！お帰りっス！」

「テニス部復帰おめでとう！」


「みんな、ありがとう
真田も、苦労をかけたね」

「幸村、お前がコートに戻って来てくれたこと感謝する」




立海大附属中では部長である幸村が復帰しコートは賑わっていた



「ふふ、全国ではみんなで戦おう
さあ、練習を始めるよ」

「えぇ！早速っスか？」

「あまり無茶はいけないぞ精市」

「大丈夫さ、体はもうなんともない」




部長が復帰により更に緊張感が増したコートではこれから王者の名を取り戻す為、厳しい練習の日々が始まった





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？side



大会も終わり、夏休みまで一ヶ月程度となった頃、俺はなぜか神奈川まで来ていた




『ねー、聞いてる〜』


「聞いてるで、全く
そないな話どうでもええからはよ出かける準備せぇ」






財前 光 大阪、四天宝寺中2年
現在地、Aの家




Aが在籍していた学校の唯一の友達
なんか知らんが仲良くなり、一、二回テニスに付き合わされ、それから俺はテニス部に入れられた




突然、暇だと抜かして大阪までやってきたAは、転校の手続きをする為に学校に行きたいが場所は愚か、名前すら覚え取らんかった



その後はなぜか母親に１人じゃ大変だろうと追い出され、今に至る



『ねー、ひかる〜』

「あーも、なんやの」


気の抜けた声にため息混じりに答えるも、コイツはそれをやめない


あーもう、めんど…





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