検索窓
今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:73,511 hit

10 ページ10

『さすがに何十人も相手にするのは辛い…』



粛清も周り終えてたまたま見つけた公園でひと休み



さすがに結構な数を相手にした
全員が反発するわけじゃない



一緒にいた一方通行を見て怯えて泣きだす子もいたし
すんなり認めて白状した子もいた




一「はぁ、クソアホらしい
結局俺はなンの為の残業だったんですかァ?」

『いやぁいい仕事っぷりだったよ?
さっきの反射には助かったし』




風紀委員はある意味難しい
武力行使は一番やっちゃいけないことだ

だからうまく正当防衛に持っていかなきゃ



初手で第一位が、暴れるなんてダメでしょ


うまい具合コントロールできたんだから
私もなかなかいい仕事っぷりだった




『そんで、君は粛清を代理でやって満足したのかい?』

一「あァ?…ンなわけねェだろ
逆にフラストレーション溜まりまくりだ」

『だろうね
いかにも暴れるのが好きそうなタイプだろうし』

一「で、お前は俺が怖くねェのか?」




そう、真剣に聞くもんだから

思わず顔を向けて目を見開いてしまった



学園都市のレベル5

その頂点なんて聞けば
知る人からしたら憧れの対象になるのは間違いない


けど、その能力故に恐怖するやつの方が断然多いみたいだ

さっきの子達も大半がそれ



あとは、レベル5ってどんなもんー?ってバカみたいなガキ


私は…どっちなんだろう




『怖くはない
ってか私、怖いものないかも』

一「はぁ?」




何が怖いとか、辛いとかそういう感覚よくわからん


わからんと言うより、覚えて…




『…あ、れ…』



ぐちゃぐちゃと脳が回る感覚に激痛が次いで襲ってきた




『いっ…』

一「あァ?おい、どォした?」




声がだんだんと遠くに聞こえて意識が徐々に薄れていく感じがする


…やばい、なんかまた…ヤバい



寒気もないのに体が震え
前のめりになって行く体に思わず何かを強く掴んだ気がしたけど



ハッキリとそれは覚えてはいなかった

11→←09



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。