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『いーんかい?
こちとら風紀委員だけど』
「悪ィがガキの集まりは怖かねェ
さっき見た事は忘れろ」
んー、そんな事言われても
拳銃突きつけられながらじゃ引くに引けないよなぁ
それにこれでも、解決しなきゃいけないってのはあるし
伊達に風紀委員はやってないって
『君、学生っしょ?見たことタメくらいだけど
銃持ってるってだけで充分タイホ条件よ?』
「関係ねェなァこっちも仕事でやってンだ
ガタガタ言わずそのまま進んで帰れ」
『あらあら。』
こんな掃除屋みたいな仕事があるんかい
まぁあるとは思うよ
こんな世の中だし。
『脅しにしては甘い、かな?
銃のロックは外してないし何より能力者なら能力でかかってくればいい
もしかして、力が使えないってやつ?』
「チッ
うるせェよ、グダグダ言ってっとまじで殺すぞ」
『うーん、それは無理かなぁ〜。』
ローファーのつま先で、コンと地面をこづく
すると奇っ怪な音と瞬時に地面が細く割れ
ぶわりと突風に似たエネルギー体が空気砲のように彼へと向かって飛んでいく
「っ!クソが…!」
振り向くと飛ばされた彼が銃口を向けて本気で発砲しようとしている
『やめときなよ
ベクトルを操る君なら、その弾がどこに向かってくかわかってるはずっしょ?』
「まさかお前、ベクトルの操作を…!」
あー…
そっか、彼もまた勘違いするタイプか
まぁそうだね
こんな能力者めったにお目にかかれない
彼も私もレアリティで言えばSランクだ
『…違う違う
私の能力は第一位のそれじゃない』
能力者が無意識に発生してる微弱なAIM拡散力場を吸収し一時的に使用可能にする能力
『
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時