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とにかく話をできるだけ合わせないと


記憶がない事を悟られれば嘘を教えられかねない




私の目的はあくまで、過去を知りできるだけ忘れたことを取り戻すこと



それが終われば、あとは警備員と協力して
あのサロン事制圧出来ればいい。




立「それにしても懐かしいわね
あの頃はよく木原と張り合ってたっけね」




長い足を組み替えながら語る、過去とやらは
当時の実験の内容だった




医者から聞いた薄っぺらい実験の内容よりもだいぶ酷い


あの人も全部を知ってるわけじゃないってことだ




『…多重能力は実現不可能って聞いてるけど
なんでまだ続けようとするの?』

立「あら、実現不可を可能にさせたいのが研究者の性じゃない?」




知らないよ。研究者じゃないし。



ひとつの能力だけでも厄介なのに
それをいくつもなんて、このままじゃ私の脳は破裂ものだ



立「ここが封鎖されてから私も色々と勉強したのよ?」

『もっと他に役立つ物を学べばいいのに』



どうやら、ひとつに執着するタイプらしい


いるよね、そういう人。



立「…ところであの医者、貴女について何か言っていたかしら?」

『は?』



急に、表情が変わった気がした
漂っていた立河の色気がなにか別のものになる



立「私が何も知らずに貴女を連れてこさせたと思う?記憶、ないんでしょう?」

『知ってたのか。』

立「えぇまぁ。医者に知り合いはいるし」




……まぁそうだよなぁ。
考えが甘かった



てことはただ今の状態はヤバいってことだけか




立「ねぇ、教えてあげましょうか?
貴女がここで、何をしていたのか。」

『え?』

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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

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