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一「……あそこに入ンのか?」

海「不服ですか?」




車を降りて例のサロンとやらを見つけると一方通行は不満げに呟いた



土「まぁ男だけならなんか入り辛い雰囲気ぜよ」




上品な木製の扉、窓から見える店内はスピリチュアル効果な白とグリーンの壁紙



一見、女性向けな落ち着いた雰囲気に
仮にも男子学生にとってなんだか入りにくいのが率直な感想だった




結「なら私が潜入するわ」




なんてことなしに結標が向かっていく


それについて海原も後を追った




二人に任せておけば問題はないだろう
残された二人は待機する




壁に寄りかかり面倒くさそうな顔をする一方通行に土御門は暇つぶしのように話し出した




土「最近、風紀委員の女にご執心らしいな」

一「なンの事だ」

土「とぼけても無駄ぜよ〜
志生Aって言うんだろ?その子」

一「…なンで知ってンだ」




海原め、もしや喋ったのかと舌打ちをした



土「こう見えて情報収集は得意だぜい
…まぁでも俺が知ってる情報じゃ、あのお嬢さんはちっとばかし厄介な事になりそうぜよ」

一「あァ?厄介だァ?」

土「最近彼女が暗部に狙われてるってのはお前も知ってるな?
その狙ってるってやつが…」




続けようとすると、例のサロンからバリンとガラスの割れる音が響いた




土「動き出したな、俺らも行くぞ」

一「ったくめンどくせェ」



かけて行く土御門をゆったりと追って向かっていく



サロンは陳列された精油の小瓶がいくつか割れて、甘いフローラルや柑橘系なものの匂いが混ざっていた



店内が強盗でも入ったように荒れる



一方通行が店内に入った時には
従業員用の個室に、女性スタッフが数人のびている状態




そして、奥にある施術室への扉が大っぴらになっていたのだった

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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

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