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壁際に不自然に停るキャンピングカーが小さく揺れた
結「それで今回の仕事は?」
車には運転手含めて、5人
最後に現れた結標が開口一番に問うた
こうしてグループのメンバーが揃うのは
暗部としての仕事が入った時だけ
海「揃いましたね、では。
今回はとある施設の解体です」
一「あァ?ンなモン警備員の仕事じゃねェのかよ」
海「そうですね
ですが内容が内容だけにこちらに回ってきたと言う話です」
今年に入り能力者の行方不明者がちらほらと続出していた
レベルは1から4とさまざま
ここまでなら裏の人間が関わる話でもないが
実はこの失踪には大きな問題があった
海「どうやらその施設では能力者を解体、分析しそのDNAマップを他の組織に販売横流ししているということなのです」
土「人身売買ってやつか相変わらずきな臭い街だ」
海「表向きは能力者向けのサロンだと確認が取れましたが、裏では能力実験のため研究者への斡旋をしているそうです」
結「なるほどね」
華やかなサロンとやらが一気に訝しくなる
土「ならとっとと行くか」
一同を乗せた車が走り出した
今更作戦会議なんてしなくても、各々目的があるからこそやることはわかっているのだ
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時