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私の過去というのは
作り話のようなホントの話
いかにも科学の街だなって感じでしっくりした
昔いた施設とやらがなかなかマッドな研究をしているところで
そこで第一優先被検体だったんだって
実験内容は、多重能力開発。
そこで何らかの実験により、負傷
死にかけの私の元へ連れてこられた冥土帰しによって、保護。
ここまでが冥土帰しの語る昔の話
『なるほどね、だから暗部ってのがしっくり来たわけだ』
完全下校時刻も過ぎて
二人が帰っていった後に、キーボードをポチポチと叩くと
出るわ出るわな、都市伝説並の人体実験の数々
今までこんなもの知ろうともしなかったから
どれもこれもが新鮮なものだった
それでも極秘のサーバーとやらを掻い潜っても
根も葉もない噂にしか思えないのは
やっぱり穴あき状態だからなんだろうなぁ
『そんで…私がいた施設ってのが〜…
ありゃ閉鎖しちゃってるや』
脳科学能力開発センター
所長の
『……はぁ、やめたやめた』
結局、データの中だけじゃその程度しかわからないってこった。
あとは関係者か誰かの頭触って、記憶を吸い取っていかないと辿り着けない
早々にシャットダウンしたパソコン
部屋の明かりに腕章を机の上に置いてAは支部を後にしたのだった
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時