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一「なンだ、ただの雑魚じゃねェか
お前こンなのに追われてナニやってンだ?」

『うーん…これから調べようと思ってたら君が来ちゃったんだよねぇ〜』



一方通行に空気物質のベクトルを向けられ
盛大に吹っ飛ばされた二人はあっさりK.Oでのびちゃった




これじゃ、話すどころか
指示を出した人の元へ連れてってもらうこともできない



残念だなぁ
もう少しで手がかりが見つかると思ったんだけど





『私を拐ってこいって頼まれたんだって』

一「はァ?こいつらが?なンで」

『さぁ
けどまぁこいつらは多分捨て駒ってやつじゃない?
ただのスキルアウトが風紀委員としてじゃなく志生 Aを拐うなんてそうとしか考えられない』

一「志生?」



あれ、自己紹介してなかったっけ?



そういえば私は彼を有名だからって知ってたけど向こうは違うんだっけね。



『私の名前
Aって気安く呼んでくれてかまわんよ、一方通行』

一「どォでもイイ
ンで?そのスキルアウトを使ってお前を誘拐しようとしてるやつは?」

『それは、君の方が詳しいんじゃない?』




虚ろげでどこかミステリアスな目が彼へと向けられる

やわいビル風に一瞬だけ空気が張り詰めた気がした




一「…お前、俺が暗部の人間だって知ってたのか?」

『おや?君の所属はそんなところだったんだ
カマかけただけだけど結構あっさり喋るんだね』

一「チッ」




うーん、かわいいもんだねぇ。
レベル5ってのも




しかしあの一件を見てるからマトモな組織じゃないと思ってはいたけど




『…暗部、ね』

一「あァ?」




なんとなく私はそれを知っている気がする



記憶はやはりぼやけて
思い出せるわけじゃないけど


その言葉の響きがなんとも懐かしく感じた

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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

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