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白「え…帰ってない?」
初「そうなんです、白井さんと一緒に出てからまだ」
風紀委員の第一七七支部
白井がさっきの事件の犯人確保と
ほんの少しだけ警備員からお叱りを受けて戻って来たはいいものの
肝心の、彼女がまだ戻って来ていなかった
白「あんの人はもぉ〜〜!!結局警備員に要請もしていなかったし、いったいどこに行きましたの〜!?」
初「お、落ち着いて下さい
それにあの人がいないのはいつもの事ですよ?」
キーキーと騒ぐ白井を初春がなだめる
そして幾分落ち着いたのか、大きなため息をはいた
ある意味ここまでがいつもの流れ
仕事に張り切る後輩に
マイペースを貫く先輩の
それがこの支部の風紀委員のメンバーだった
初「それより白井さん
さっそくなんですが、始末書が何件も上がってきてるんですけど」
白「うっ…もうですの?」
ドーンと目の前に置かれる書類の山
風紀委員は本来、校内の治安維持組織だ
警備員からの要請がない場合に
事件解決と意気込んで飛び出しても
始末書とやらを書かされるだけである
それは単純に風紀委員が学生で構成された組織だからであり
彼女らもまた、どこかの方面からしたら守られ対象になるわけなのだが…
初「これが無い分、志生さんは優秀ですよね
もしかして始末書なんて書いたことないんじゃないですか?」
白「はっ、だからといってやる気が無さすぎますの
だいたいあの方は大能力を持っているのに上を望まないなんてその程度のお方ということですわ」
その点お姉様は…!
と、白井が熱く語りだした時タイミングよく初春の携帯が鳴った
初「あ、噂をすれば志生さんです。
はい、もしもし?」
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時