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ひとつ分かったこと


書庫は正確じゃない。



誰もがそうとは限らないんだろうが
私のやつは少なくともそうじゃなかった


と言っても
記憶もあやふやだからなんとも言えない



仕方なく私は病院に向かい
冥土帰しに聞いてみることにした



別に今までも聞く機会なんてあったのに


なんでかな、なーんか知りたいって感覚がなかった


どうでもよかったし、気にもならない
けど最近そうも思わなくなったのはたしかだ



あの第一位に見覚えがあるって言われたからか

それとも、打ち止めが彼に思う感情が知りたくなったからか




……どっちにしろ、いつかは聞かなきゃいけなかったのかもしれない。

学園都市で能力者として生きていくなら
このやっかいな副作用ってやつをどうにかしないといけないのだ




『あれ、どーしたんだろ。』




ついこの前退院したばっかの、第7学区の病院を訪れると

なんだか受付が騒がしい



あぁ、厄介な時に来ちゃったかと思いながら

しまっていた腕章をつけてそこへ向かっていった




『ちょいとおにーさんら?風紀委員です
病院内ではお静かに願えませんかね』


「あぁ?」

「風紀委員はお呼びじゃ…」




人相の悪い男が二人
こちらを振り返ると言葉を止めた


受付のおねーちゃんは安心したとかホッとしてる
よっぽどガラの悪い患者かなんかだったのかな?




「…おい」

「あぁ、お前ここに入院してる志生ってやつだよな?」


『正確にはしてた、だけど…それがなんかあんの?』



言わずもがな二人は知らない人

それがなんで私が入院してたこと知ってんだろ



「ちょうど良かった
今お前のことこのネーチャンに聞いてたとこなんだよ」

「俺らについてきてもらうぜ」




へっへっへっなんて笑ってる彼ら
現状に理解が追いついていかなく顔をぼけーっっとさせるAだった

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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時

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