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『まったく…白井はいちいち小言が多くて困る』
机に雑然に積まれた書類に目を通してそして戻す
どれもこれも似たような内容、つまらん
初「志生さん、紅茶淹れたんでよかったらどうぞ」
『あぁありがと初春ちゃん』
受け取った紅茶は、大変よいお手並み
白「ここは喫茶店ではないのですわよ」
『反省文を溜め込む場所でもないぞー』
白「うぐっ」
初「そう言えば、志生さん宛に警備員から書類が届いてましたよ」
ん?
書類…とな
渡された仰々しい封筒
なんだかそれは見覚えがある
『あー…これか』
中身は感謝状
多分あのスキルアウト狩りの件だろう
入院中、一応報告したからそれで送ってきたんだな。
白「まったくなぜいつもフラフラしてるあなたがこうして礼状を貰えるんですの」
初「すごいですよね今年でもう5件はもらってますよ!」
うーん、すごいかどうかは別として
別にこんなのいらないのに
そもそもこうして事件に首を突っ込むおかげで
私は入院コースとなる
AIMスティールの副作用みたいなものだ
使いすぎればガタがくる
だから先週も何人も相手をしてこのザマ
しかもこんな紙切れ、結局ただの成績表みたいなものでなんの役にも立たないのに
『…』
初「?どうかしました?」
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弦一郎(プロフ) - りほさん» ありがとうございます^^原作が小説のものってなかなか難しいですが、楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年8月25日 22時) (レス) id: eb78cccc43 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 相対性理論からきました!書き方が本当に好きですぅ…。 (2019年8月25日 21時) (レス) id: 020412926d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年8月25日 0時